テニスのタイブレークとは?ルールを解説

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テニスベア運営
2020/05/13 (水)

テニスのタイブレークは短い延長戦のようなもので、1プレー1プレーが勝負。展開が早く、1プレーで流れが変わることもあり、独特な緊張感が漂っています。この記事では、タイブレークのルールを解説します。

テニスには「同点」というものはありません。お互いに一歩も譲らず、獲得ゲーム数が「6-6」までもつれ込んだ試合(セット)に強制的に決着をつけるのが、「タイブレーク」という仕組みです。

タイブレークは「短い延長戦」のようなもので、1プレイ1プレイが勝負。展開が早く、1プレイで流れが変わることもあるので、独特な緊張感があります。そんなタイブレークを楽しんで観戦するためにも、また草トーナメントなどでタイブレークにもつれ込んだときのためにも、しっかりとルールを知っておきましょう!

タイブレークとは

プロテニスの試合は、3セットマッチであれば先に2セットを取った方が、5セットマッチであれば3セットを取ったほうが勝利となります。1セット取るためには、2ゲーム以上の差をつけて6ゲームを先取しなければならないのですが、通常ゲームカウントが「6-6」になった場合に「タイブレーク」が行われます。

スコア表で「7-6(3)」というようにカッコ書きで表記されているのを見たことはないでしょうか。これは、タイブレークの末セットを落とした選手が、タイブレークで取ったポイント数を表しています。このように、試合を見ていなくても、スコアからタイブレークの結果がわかります。

タイブレークになる条件

セットを取るためには「6ゲームを先に取る」というルールの他に、「2ゲーム以上の差をつける」というルールがあります。そのため、「6-5」というスコアでは終わりません。

相手のスコアが4ゲーム以下なら、たとえば「6-4、6-3」といったスコアでセットを取れます。しかし、「6-5」の場合はあと1ゲーム取ることが必要です。次のゲームを取って「7-5」になれば終了ですが、相手が取った場合には「6-6」となり、そのときにタイブレークに突入します。
(h2)タイブレークのルール
タイブレークのポイントは「0・15・30・40」ではなく、シンプルに「1・2・3…」と数えます。通常は7ポイント取ったら勝利ですが、ここでも「2ポイント以上の差」というルールがあります。

相手が5ポイント以下なら「7-5、7-2」などと7ポイント取ったら終われますが、「7-6」の時点ではまだタイブレークが続きます。「8-6」「9-7」など2ポイント差がつくまで続きます。

サーブの交代

テニスは、1ゲームが終わるまでは同じ選手がサーブをします。自分のコートの右側(デュースサイドと呼ぶ)から始まり、次のサーブは逆の左側(アドバンテージサイドと呼ぶ)に移動します。以降、右側から、左側からと順にサーブします。

次のゲームでは相手選手がサーバー(サーブを打つ人)となり、またデュースサイドからのサーブでゲームが始まります。同じようにポイントごとにサイドを変えて打ちます。

タイブレークの場合は、これが少し違ってきます。ここがテニスを始めたばかりの人を混乱させるポイントなので、しっかりおさえましょう!以下では、A選手とB選手の試合がタイブレークとなったと仮定して具体例を考えてみます。

1ポイント目は、A選手がデュースサイドからサーブします。

2ポイント目は、(A選手がアドバンテージサイドからサーブすると思いがちですが)サーブ権はB選手に移り、アドバンテージサイドからのサーブを行います。3ポイント目は、同じくB選手がデュースサイドからサーブします。

4ポイント目は、A選手がアドバンテージサイドから、5ポイント目は同じくA選手がデュースサイドからサーブしていきます。以降もこの繰り返しです。

つまり、タイブレークの最初のサーバーは1本だけしかサーブせず、2ポイント目からは2本ずつサーバーが交代していくのです。サーブを打つ場所も、1ポイント目だけはデュースサイドから打ちますが、2ポイント目からのサーバーは、アドバンテージサイド、デュースサイドの順に打つことになります。

  • 1ポイント目のサーブのみ、1ポイントだけでサーブ権を交代する
  • 2ポイント目以降は、2ポイントずつサーブ権を交代する

チェンジコート

タイブレークのチェンジコートは、2組の合計ポイントが6の倍数になったときに行われます。

1度目のチェンジコートは、合計ポイントが6になったとき、つまり6-0、4-2といったスコアの場合です。2度目は合計ポイントが12になったとき、3度目は合計ポイントが18になったときに行われます。

チェンジコートの際は休憩時間ですが、タイブレークの場合はベンチに座って休むことができません。立ったままドリンクを少し飲むくらいで、すぐにコートを入れ替わります。

なお、チェンジコート後は、サーバーの2ポイント目のサーブで始まることになり、必ずデュースサイドからになります。

スーパータイブレークとは

5セットマッチのグランドスラムでは、試合時間が5時間以上になることも珍しくありません。翌々日などに次の試合をこなさなければならない選手には、かなりの負担となります。

それを少しでも解消するためにできたのが「スーパータイブレーク」です。公式には、大会はスーパータイブレークという言葉は使っていません!しかし、同じような趣旨の制度が違う名称で他にも出てきたため、マスコミを中心にスーパータイブレークという言葉が使われるようになりました。

スーパータイブレーク導入の背景

どんな分野でもそうですが、道具やそれを使う人の技術は年々発展しています。テニスにおいても、選手が十二分にパフォーマンスを発揮できるようラケットやシューズなどのアイテムは進化していますし、トレーニング法やメンタル面の強化など選手を支える専門家たちによって選手自身も進化しています。

その証拠に、ロジャー・フェデラーやイボ・カルロビッチ、日本でも伊達公子のように、選手寿命が延びています。試合展開もより長いラリーが続くようになり、試合時間が長時間になるケースが多々あります。

さらに、最終セットはタイブレークを行わず、2ゲーム差をつけるというルールがある場合には...。実際、2010年のウィンブルドン1回戦で、ジョン・イズナーとニコラ・マウが史上最長試合を記録しています。3日間にわたって11時間5分の試合を戦い、なんとスコアは6-4、3-6、6-7、7-6、70-68でした。

70-68だけ見ると、もはやテニスのスコアとは想像もつきません。もちろん選手には大きな負担がかかりますし、大会の運営スケジュールにも影響を及ぼします。

こうした背景があって導入された制度が、「スーパータイブレーク」です。

スーパータイブレークのルール

最終セットは、大会によって試合方法が異なります。2019年からスーパータイブレークが採用されている全豪オープンの最終セットのルールを見ていきましょう。

スーパータイブレークが導入されるまでは、全豪オープンの最終セットは2ゲームの差がつくまでの「アドバンテージセット」という方式が導入されていました。「6-6」でもタイブレークはなく、「8-6」「12-10」など2ゲームの差をつけなければ勝利とならなかったのです。

2019年からは、最終セットが「6-6」になるとタイブレークが行われるというルールに変更となりました。ただし7ポイント先取ではなく、2ポイント以上の差をつけて10ポイント先取すれば勝利となるスーパータイブレークです。最終セットという重みをつけた結果と考えられます。

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