カーネージ

⬛︎復讐者達の蛮行(カーネージオブアベンジャー)

その国には一振りの美しい剣があった。

国を想う人々と王家の誇り。
王と民、そして国を護る屈強な戦士達は
その輝く剣に平和と国の繁栄を願った。

しかし誇り高き戦士達の剛勇は
隣国にとっては恐れでもある。

ある時、隣国より数多の群勢が押し寄せた。
戦士達は獅子奮迅すれども、数には勝てず
国は最後の時を迎えた。

平和を願っていた民は世の不条理を嘆いた。

王はこれ以上の争いを望まなかった。
自らの命を差し出し、戦を終わらせようとした。
そして民に国の再興を願い生き続けるよう諭した。

ーーしかし、その願いは叶うことはなかった。
国はついに滅んだのだ。

そして王宮に残された一振りの剣は
邪悪な戦士達の呪いと復讐の象徴とされ

「復讐者達の蛮行」

と名づけられ、固く封印された。

国の英雄達の誇り、平和の証であったその剣は
邪悪な呪いの剣とされた現在も、かつてと変わらない
美しい輝きを放ち続けている。

効果：
剣に術者の魔力を込めて解き放つことにより
術者の周りに巨大な火球が発生し
最大半径10キロ内のあらゆる生命や
物質を炎で焼き尽くす。
後には何も残らない。
巻き込まれた者は絶対に○ぬ。