テニスのATP/WTAツアー情報

テニスのウエスタン・アンド・サザン・オープン(シンシナティ オープン)とは

記録 ハードコート ATPツアー WTAツアー アメリカ
2021-03-16 更新
2021-03-16 作成
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全米オープンの前哨戦となるウエスタン・アンド・サザン・オープンは、全米オープン直前の8月中旬に行われます。冠スポンサーである「ウエスタン・アンド・サザン・ファイナンシャル・グループ」からとって大会名になっていますが、開催地にちなんで「シンシナティオープン」とも呼ばれています。

アメリカでは、全米オープンに次ぐ古い大会です。

シンシナティオープンの概要

8月中旬にアメリカ・シンシナティで開催されるシンシナティオープンは男女共催大会で、ATPは「マスターズ1000」、WTAは「プレミア5」のカテゴリーの大会です。

開催地 シンシナティ(アメリカ)
会場 リンドナー・ファミリー・テニスセンター
サーフェス ハード
開催時期 8月第3週
獲得ポイント 1,000ポイント
獲得賞金 総額:約606万ドル
ドロー数 シングルス:56、ダブルス:32

シンシナティオープンの開催地/会場

シンシナティは、アメリカ中西部に位置するオハイオ州の南西端に位置します。オハイオ川沿いに発展したシンシナティは、スポーツや文化も盛んです。

メジャーリーグのシンシナティ・レッズやフットボールのシンシナティ・ベンガルズが本拠を置きます。美術館や博物館も多数あります。

シンシナティオープンが開かれる8月の気温は30度前後、湿度も高いので蒸し暑い時期です。ただ34度以上になることはほとんどないので、真夏の日本よりは比較的過ごしやすいでしょう。最低気温も20度前後なので、薄手の長袖を準備しておくといいかもしれません。

会場となるリンドナー・ファミリー・テニスセンターは、中心地から約40Kmも離れています。少し不便な立地であるにもかかわらず、またシンシナティ自体が観光都市ではないのですが、シンシナティオープンの時期には大勢の観客で賑わいます。約11,400席のセンターコートをはじめ、4つのテニス専用常設スタジアムがあります。

なお、2020年のシンシナティオープンは、新型肺炎コロナウィルス感染症のリスク軽減のため、全米オープンと同じ会場で開催されることになりました。

シンシナティオープンの開催時期

8月中旬に開かれるシンシナティオープンは、日曜日から翌週日曜日の8日間、本戦が行われます。

シンシナティオープンのサーフェス

屋外ハードのシンシナティオープンは、ロジャーズカップと同じく「デコターフ」という素材が使用されています。

シンシナティオープンの獲得ポイント/獲得賞金

シンシナティオープンで、優勝者・準優勝者が獲得できるポイントと賞金をご紹介します。

ATPツアー・マスターズ1000

ATPツアーの中で、ローマオープンはマスターズ1000大会に含まれます。優勝者には1,000ポイント、準優勝者には600ポイントが付与されます。また、2020年大会での賞金は、優勝者が1,114,225ドル、準優勝者が564,005ドルでした。

なお、マスターズ1000とは、男子プロテニス協会「ATP(Association of Tennis Professionals)」が運営する大会です。「グランドスラム」「ATPファイナルズ」に次ぐ格付けの重要な大会です。マスターズ1000は、年間9大会行われます。モンテカルロを除くマスターズ1000の大会は、上位30位以内の選手(コミットメントプレーヤー)に出場義務があります(条件を満たせば、出場義務が免除される)。

WTA プレミアトーナメント

WTAツアーの中で、ローマオープンは「プレミア5」に含まれます。優勝者には900ポイント、準優勝者には585ポイントが付与されます。また、2020年大会での賞金は、優勝者が544,500ドル、準優勝者が269,576ドルでした。

女子テニス協会「WTA(Women's Tennis Association)」が運営する大会のカテゴリーに「プレミアトーナメント」があります。その中でさらに、賞金額によってカテゴリーが3つに分かれています。

男子のATPツアー・マスターズ1000に相当するのが「プレミア・マンダトリー」で、その次の格付けとなるのが「プレミア5」です。プレミア5は、年間5大会あります。トップ10プレーヤーは、5大会のうち4大会に出場しなければなりません。

シンシナティオープンのシングルス歴代優勝者

シンシナティオープンの、過去10年の優勝者をご紹介します。

男子

  • 2019年-ダニール・メドベージェフ
  • 2018年-ノバク・ジョコビッチ
  • 2017年-グリゴール・ディミトロフ
  • 2016年-マリン・チリッチ
  • 2015年-ロジャー・フェデラー
  • 2014年-ロジャー・フェデラー
  • 2013年-ラファエル・ナダル
  • 2012年-ロジャー・フェデラー
  • 2011年-アンディ・マレー
  • 2010年-ロジャー・フェデラー

女子

  • 2019年-マディソン・キーズ
  • 2018年-キキ・ベルテンス
  • 2017年-ガルビネ・ムグルサ
  • 2016年-カロリナ・プリスコバ
  • 2015年-セリーナ・ウィリアムズ
  • 2014年-セリーナ・ウィリアムズ
  • 2013年-ビクトリア・アザレンカ
  • 2012年-李娜
  • 2011年- マリア・シャラポワ
  • 2010年-キム・クライシュテルス

シンシナティオープンの名場面

日本のテニスファンにとって、歴史的な日とも言えるかもしれません。2019年のシンシナティオープンの2回戦のこと。マスターズ1000という大きな大会の2回戦で、日本人対決が実現したのです。

下位の選手が本戦に出場するためには予選を突破しなければなりませんから、トップ選手が集う大会での本戦出場は難しいもの。また2回戦というと、1回戦を勝ち上がるあるいはシード権を獲得している選手しか戦えません。

そんな中で、第6シードの錦織圭選手と、予選と1回戦を勝ち抜いてきた当時77位の西岡良仁選手が対戦したのです。

西岡選手は、自分のヒーローである錦織選手との対戦を心待ちにしていたそうです。二人の初対決の結果は、7-6、6-4で西岡選手が制しました。ヒーローである錦織選手というだけでなく、西岡選手がトップ10以内の選手を破ったのも初めてでした。錦織選手は体調が万全ではなかったようですが、西岡選手がトップ選手にも勝てる実力者であることを証明した試合でもありました。

ツアー最高峰の本戦で日本人対決が観られること、本戦で勝ち進む日本人選手が出てくることは、非常にうれしいことです。錦織選手も西岡選手も、世界で戦うテニス選手としては小柄です。体格差をカバーできる小技やスピード、粘り強さが持ち味の二人ですから、見ごたえのある面白い試合を見せてくれます。

最近ではアレキサンダー・ズベレフ、ダニエル・メドベージェフ、ステファノス・チチパス、ニック・キリオスなど高身長の選手が増える中で、二人が暴れて勝ち抜いていく姿を期待したいですね。

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監修
ゴンちゃん
テニスベア・アンバサダー
慶應義塾大学ではレギュラー2番手として、全日本学生テニス選手権大会や全日本大学対抗テニス王座決定試合で活躍。卒業後はYouTuberとして活躍し一躍有名に。2020年12月よりテニスベア・アンバサダーとしてテニスベアに参画。
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