都内の区営テニスコート徹底比較 区外の人向けおすすめカードはここだ!
東京23区営のテニスコートは、予約システムがそれぞれの区で異なり、登録方法・利用資格等がさまざまです。
そこで、東京23区内の区営テニスコートについて、資格(区外/区内)、料金、コート数、利用手続きの観点から、徹底比較します!
記事の最後では、筆者のおすすめ区営コートランキングを発表します。東京都内でテニスコートを探している方、必見です。各区営コートの詳細な予約方法については、テニスベアブログ「○○区のテニスコート予約情報」と書いてある記事をご覧ください。
それではさっそくご紹介していきます!
利用資格での比較
在住/在勤/在学でない、いわゆる区外の人がその区のテニスコート を利用する場合、利用資格別に以下の4つの種類に分類されます。
- 区内在住/在勤/在学のみ
個人登録・団体登録に関係なく、区外の人は申し込みができないコートです。
- 区外で個人登録可能
区外の人でも個人登録可能なコートです。
- 区外で団体登録可能
区外のメンバーのみで団体登録可能なコートです。
- メンバーの一部が区内なら団体登録可能
メンバーに区内在住・在勤・在学の人がいれば登録可能なコートです。
以上4つの分類をわかりやすく表にまとめると、以下の通りとなります。
区内在住・在勤・在学のみ | 区外で個人登録可能 | 区外で団体登録可能 | メンバーの一部が区内なら団体登録可能 |
---|---|---|---|
千代田区 中央区 港区 文京区 荒川区 練馬区 |
台東区 墨田区 江東区 大田区 杉並区 豊島区 足立区 葛飾区 江戸川区 |
新宿区 品川区 目黒区 渋谷区 中野区 北区 板橋区 |
世田谷区 |
都内の中心部に位置する千代田区や文京区といった区は、区内の人のみ登録できる傾向にあるようです。
一方で、都心から少し離れた場所に位置する区は、区外の人でも登録できる傾向にあります。
特に個人登録が可能な、墨田区・江東区・大田区・杉並区・豊島区・足立区・葛飾区・江戸川区は、区外の人にとっては、比較的簡単に登録できるのでおススメです!!
料金での比較
次に、区外の人が利用可能な区について、コート利用料をグラフにまとめます。なお、利用料がコートごとに異なる区については、一番安く利用できるコートの情報を採用しています。
区によって最大2,000円ほどの差があることがわかります。これには、筆者もグラフを作成してみて驚きました。。。
特に、中野区・江戸川区・板橋区・杉並区については、23区であるにも関わらず、平日1時間500円以内で利用できます!
都営のコートが1時間1,300円であることを考えると、破格の安さです。
コート数での比較
区外の人が登録できて、いくら料金が安くとも、コートの面数が十分でないと予約が埋まってしまいますよね。そこで、区営コート数を、区別に一覧にしました。なお、改修中のテニスコートも含む数です。また、区営小中学校などのコートは含めずに集計しています。
区 | 区外利用可否 | 砂入り人工芝 | ハード | クレー | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
世田谷区 | ○ | 31 | 31 | ||
葛飾区 | ○ | 23 | 7 | 30 | |
足立区 | ○ | 21 | 8 | 29 | |
江戸川区 | ○ | 26 | 3 | 29 | |
大田区 | ○ | 16 | 11 | 27 | |
練馬区 | 23 | 3 | 26 | ||
板橋区 | ○ | 17 | 6 ※2 | 23 | |
江東区 | ○ | 21 | 1 | 22 | |
北区 | ○ | 11 | 7 | 18 | |
杉並区 | ○ | 14 | 1 | 2 | 17 |
墨田区 | ○ | 7 | 4 | 3 | 14 |
目黒区 | ○ | 14 | 14 | ||
品川区 | ○ | 11 | 2 | 13 | |
荒川区 | 7 | 6 | 13 | ||
豊島区 | ○ | 12 | 12 | ||
渋谷区 | ○ | 6 | 5 ※1 | 11 | |
中野区 | ○ | 6 | 4 | 10 | |
港区 | 10 | 10 | |||
文京区 | 9 | 9 | |||
新宿区 | ○ | 5 | 2 | 7 | |
台東区 | ○ | 5 | 2 | 7 | |
中央区 | 4 | 4 | |||
千代田区 | 2 | 2 |
※1 二子玉川(世田谷区)に所在 ※2 うち4面は軟式専用
コート数No.1は、人口もNo.1の世田谷区です。表を見てわかるとおり、コート数は、世田谷区・葛飾区・足立区・江戸川区など、都心から少し離れた区で多い傾向があります。
また、サーフェス別にみると、砂入り人工芝がほとんどですが、足立区や北区にはハードコート、大田区や板橋区・中野区には足腰に優しいクレーコートがあることがわかります。
大会によっては、砂入り人工芝以外のサーフェスで開催されるケースもよくあります。そうした大会の準備には、上述した区のご利用をぜひご検討ください!
利用登録方法での比較
利用登録は、「窓口に出向いて、申請書や本人確認書類を提出」という流れの区がほとんどです。区外のコートを利用したい場合、一度その区に行かなければならないのは、どうしてもネックになってしまいます。
しかし、23区の中には、利用者自ら窓口に行かなくても、利用登録をできる区もあります!
大田区
大田区のコート利用登録の際は、*利用者以外の代理申請が可能です!委任状・委任者の身分証明書(コピー可)があればOKです。
友達、会社の同僚がその区に住んでいる方には、おすすめのシステムです!
世田谷区
施設予約システムから電子申請を行うことができ、窓口に行く必要がありません!区内在住・在学・在勤の人を含むグループのみ登録できますが、忙しい方には非常にうれしいシステムです。
料金支払い方法での比較
利用料の支払いは、大きく分けて4つの方法があります。
事前に窓口での支払い
利用する日より前に、管理事務所あるいは別の施設等の窓口で利用料を支払います。
事前にその他の方法での支払い
利用するより前に、ペイジーや、コンビニで支払います。
当日窓口での支払い(かんたん)
利用するときに、窓口で利用料を支払います。
口座振替による支払い(かんたん)
利用後一定期間の後に、あらかじめ登録してある口座からの引き落されます。
以上4つの分類ごとに、区外の人が利用可能な区について、料金支払い方法をまとめました。
事前窓口 | 事前その他 | 当日窓口 | 口座振替 |
---|---|---|---|
台東区 北区 |
墨田区 足立区 |
新宿区 目黒区 大田区 中野区 杉並区 豊島区 江戸川区 |
江東区 品川区 世田谷区 板橋区 葛飾区 |
区外の人が利用することを考えた場合、「当日窓口」または「口座振替」が手続きも少ないため良いでしょう。
なお、当日窓口支払いの区については、直前キャンセルすると、ペナルティで予約が制限されることが多いです。
また、口座振替の区については、直前キャンセルすると、利用料が還付されない場合が多いので、利用の際にはくれぐれも注意しましょう!
勝手にランキング
それでは最後に、筆者のランキングを発表します!
第3位:江東区
第2位:中野区
- 中野区は、とにかくコート利用料が安いです!平日1面1時間350円は、都内だけでなく、関東の中で見ても破格です。
- 新宿や池袋からのアクセスも良いので、利用しやすいでしょう。
第1位:江戸川区
- 江戸川区は、個人登録、利用料が安い(420円)、コート数が充実している、当日支払いと、区外の人にはうってつけです。
- また、ナイター施設も全施設に整備してあり、都内最強の区営コートです!
- 谷河内テニスコート(砂入り人工芝10面)や、西葛西テニスコート(砂入り人工芝6面、ハード2面)は、コート数が充実している上、駅からのアクセスも良いので、利用しやすいでしょう。
いかがでしたでしょうか?ランキングはあくまで都心を基準に判断しているので、ひとりひとりに合ったコートを見つけるとよいと思います!
普段なかなか使えないテニスコートも、少し外に目を向けただけで選択肢が大幅に広がります!
さらに、各区にはさまざまな特徴があります。探してみると、意外といいテニスコート が見つかるかもしれません。