都内の区営テニスコート徹底比較 区外の人向けおすすめカードはここだ!

2022-12-07更新
38,403
監修
ゴンちゃん
テニスベア・アンバサダー
慶應義塾大学ではレギュラー2番手として、全日本学生テニス選手権大会や全日本大学対抗テニス王座決定試合で活躍。卒業後はYouTuberとして活躍し一躍有名に。2020年12月よりテニスベア・アンバサダーとしてテニスベアに参画。

東京23区営のテニスコートは、予約システムがそれぞれの区で異なり、登録方法・利用資格等がさまざまです。

そこで、東京23区内の区営テニスコートについて、資格(区外/区内)、料金、コート数、利用手続きの観点から、徹底比較します!

記事の最後では、筆者のおすすめ区営コートランキングを発表します。東京都内でテニスコートを探している方、必見です。各区営コートの詳細な予約方法については、テニスベアブログ「○○区のテニスコート予約情報」と書いてある記事をご覧ください。

それではさっそくご紹介していきます!

利用資格での比較

在住/在勤/在学でない、いわゆる区外の人がその区のテニスコート を利用する場合、利用資格別に以下の4つの種類に分類されます。

  • 区内在住/在勤/在学のみ

個人登録・団体登録に関係なく、区外の人は申し込みができないコートです。

  • 区外で個人登録可能

区外の人でも個人登録可能なコートです。

  • 区外で団体登録可能

区外のメンバーのみで団体登録可能なコートです。

  • メンバーの一部が区内なら団体登録可能

メンバーに区内在住・在勤・在学の人がいれば登録可能なコートです。

 

以上4つの分類をわかりやすく表にまとめると、以下の通りとなります。

区内在住・在勤・在学のみ 区外で個人登録可能 区外で団体登録可能 メンバーの一部が区内なら団体登録可能
千代田区
中央区
港区
文京区
荒川区
練馬区
台東区
墨田区
江東区
大田区
杉並区
豊島区
足立区
葛飾区
江戸川区
新宿区
品川区
目黒区
渋谷区
中野区
北区
板橋区
世田谷区

都内の中心部に位置する千代田区や文京区といった区は、区内の人のみ登録できる傾向にあるようです。

一方で、都心から少し離れた場所に位置する区は、区外の人でも登録できる傾向にあります。

特に個人登録が可能な、墨田区・江東区・大田区・杉並区・豊島区・足立区・葛飾区・江戸川区は、区外の人にとっては、比較的簡単に登録できるのでおススメです!!

料金での比較

次に、区外の人が利用可能な区について、コート利用料をグラフにまとめます。なお、利用料がコートごとに異なる区については、一番安く利用できるコートの情報を採用しています。

区外の人が利用した場合の利用料

区によって最大2,000円ほどの差があることがわかります。これには、筆者もグラフを作成してみて驚きました。。。

特に、中野区・江戸川区・板橋区・杉並区については、23区であるにも関わらず、平日1時間500円以内で利用できます!

都営のコートが1時間1,300円であることを考えると、破格の安さです。

コート数での比較

区外の人が登録できて、いくら料金が安くとも、コートの面数が十分でないと予約が埋まってしまいますよね。そこで、区営コート数を、区別に一覧にしました。なお、改修中のテニスコートも含む数です。また、区営小中学校などのコートは含めずに集計しています。

区外利用可否 砂入り人工芝 ハード クレー 合計
世田谷区 31     31
葛飾区 23 7   30
足立区 21 8   29
江戸川区 26 3   29
大田区 16   11 27
練馬区   23 3   26
板橋区 17   6 ※2 23
江東区 21 1   22
北区 11 7   18
杉並区 14 1 2 17
墨田区 7 4 3 14
目黒区 14     14
品川区 11   2 13
荒川区   7 6   13
豊島区 12     12
渋谷区 6 5 ※1   11
中野区 6   4 10
港区   10     10
文京区   9     9
新宿区 5 2   7
台東区 5 2   7
中央区   4     4
千代田区   2     2

※1 二子玉川(世田谷区)に所在  ※2 うち4面は軟式専用

コート数No.1は、人口もNo.1の世田谷区です。表を見てわかるとおり、コート数は、世田谷区・葛飾区・足立区・江戸川区など、都心から少し離れた区で多い傾向があります。

また、サーフェス別にみると、砂入り人工芝がほとんどですが、足立区や北区にはハードコート、大田区や板橋区・中野区には足腰に優しいクレーコートがあることがわかります

大会によっては、砂入り人工芝以外のサーフェスで開催されるケースもよくあります。そうした大会の準備には、上述した区のご利用をぜひご検討ください!

利用登録方法での比較

利用登録は、「窓口に出向いて、申請書や本人確認書類を提出」という流れの区がほとんどです。区外のコートを利用したい場合、一度その区に行かなければならないのは、どうしてもネックになってしまいます。

しかし、23区の中には、利用者自ら窓口に行かなくても、利用登録をできる区もあります!

大田区

大田区のコート利用登録の際は、*利用者以外の代理申請が可能です!委任状・委任者の身分証明書(コピー可)があればOKです。

友達、会社の同僚がその区に住んでいる方には、おすすめのシステムです!

世田谷区

施設予約システムから電子申請を行うことができ、窓口に行く必要がありません!区内在住・在学・在勤の人を含むグループのみ登録できますが、忙しい方には非常にうれしいシステムです。

料金支払い方法での比較

利用料の支払いは、大きく分けて4つの方法があります。

事前に窓口での支払い

利用する日より前に、管理事務所あるいは別の施設等の窓口で利用料を支払います。

事前にその他の方法での支払い

利用するより前に、ペイジーや、コンビニで支払います。

当日窓口での支払い(かんたん)

利用するときに、窓口で利用料を支払います。

口座振替による支払い(かんたん)

利用後一定期間の後に、あらかじめ登録してある口座からの引き落されます。

以上4つの分類ごとに、区外の人が利用可能な区について、料金支払い方法をまとめました。

事前窓口 事前その他 当日窓口 口座振替
台東区
北区
墨田区
足立区
新宿区
目黒区
大田区
中野区
杉並区
豊島区
江戸川区
江東区
品川区
世田谷区
板橋区
葛飾区

区外の人が利用することを考えた場合、「当日窓口」または「口座振替」が手続きも少ないため良いでしょう。

なお、当日窓口支払いの区については、直前キャンセルすると、ペナルティで予約が制限されることが多いです。

また、口座振替の区については、直前キャンセルすると、利用料が還付されない場合が多いので、利用の際にはくれぐれも注意しましょう!

勝手にランキング

それでは最後に、筆者のランキングを発表します!

第3位:江東区

  • 江東区は、都心からのアクセスが良いわりに、コート数が多いのでおすすめです。
  • 深川庭球場(砂入り人工芝2面)や、豊住庭球場(砂入り人工芝6面)は、区外の人には嬉しい駅からの近さです。

第2位:中野区

  • 中野区は、とにかくコート利用料が安いです!平日1面1時間350円は、都内だけでなく、関東の中で見ても破格です。
  • 新宿や池袋からのアクセスも良いので、利用しやすいでしょう。

第1位:江戸川区

  • 江戸川区は、個人登録、利用料が安い(420円)、コート数が充実している、当日支払いと、区外の人にはうってつけです
  • また、ナイター施設も全施設に整備してあり、都内最強の区営コートです!
  • 谷河内テニスコート(砂入り人工芝10面)や、西葛西テニスコート(砂入り人工芝6面、ハード2面)は、コート数が充実している上、駅からのアクセスも良いので、利用しやすいでしょう。

いかがでしたでしょうか?ランキングはあくまで都心を基準に判断しているので、ひとりひとりに合ったコートを見つけるとよいと思います!

普段なかなか使えないテニスコートも、少し外に目を向けただけで選択肢が大幅に広がります!

さらに、各区にはさまざまな特徴があります。探してみると、意外といいテニスコート が見つかるかもしれません。

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