テニスシューズの種類とは?おすすめブランドもご紹介

2022-11-03更新
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監修
ゴンちゃん
テニスベア・アンバサダー
慶應義塾大学ではレギュラー2番手として、全日本学生テニス選手権大会や全日本大学対抗テニス王座決定試合で活躍。卒業後はYouTuberとして活躍し一躍有名に。2020年12月よりテニスベア・アンバサダーとしてテニスベアに参画。

何かのスポーツをするには、そのスポーツに適したシューズがあります。スポーツにはシューズ選びがとても大切だということです。テニスにも、テニスシューズがあります。

プレーのしやすさが改善するだけでなく、ケガの予防にもつながるため、テニスをする方はテニスラケットと一緒にテニスシューズも揃えましょう。

テニスシューズを選ぶことの重要性

どんな靴もそうですが、自分の足にフィットしているかや、ケガや疲労を防止するためにクッション性や安定感も重要です。そして、テニスシューズを選ぶ上で大切なポイントがそれ以外にもあります。

他のスポーツにない独特な動き

第一に、前だけに進むジョギングなどとは違って、テニスはコート中を縦横無尽に走り回ります。そして打点に入ってヒットするために、しっかりと止まって踏ん張る必要があります。つまり、テニスシューズには前後左右に動きやすいことと同時に、止まりやすいようにグリップ力(摩擦力)があることが求められます。

一般のシューズではこうした動きが想定されていないことがほとんどのため、ケガにつながります。また、シューズがきつすぎたり、反対に大きすぎる場合も同様にケガや疲労の原因となります。

サーフェスによる使い分け

第二に、他のスポーツがグラウンドや体育館などゲームをする場所の表面の素材は決まっているのに対し、テニスコートには硬いハードコートから柔らかい土まで様々な種類があります。そうしたサーフェスによって適切なシューズを選ぶことが、とても重要です。

もし、サーフェスと合っていないシューズを履いてテニスをすると足が滑ったり、反対にキュッと止まりすぎてしまったりするかもしれません。そうなると思うようにプレーができず、ケガをするリスクも高まります。さらに、アウトソール(シューズの裏)が消耗するなど、シューズ自体の耐久性が落ちてしまいます。

自分の足とテニスコートにピッタリ合うシューズなら、疲れにくく、いいプレーができるでしょう。体に負担をかけず、スムーズなプレーをするためにも、シューズ選びはとても大切なのです。

テニスシューズの種類

テニスシューズには「○○用」とサーフェスの種類が指定されています。自分が普段プレーするコートサーフェスに応じたシューズを選べばいいのですが、そもそも「○○用」のシューズの違いって何なのでしょうか?

オールコート用シューズ

「オールコート用」のシューズというものがあるのですが、その言葉のイメージ通り、とりあえずはどのコートにも対応できます。オールコート用シューズは万能と言え、履き心地の良さや動きやすさなどに優れています。

しかし、オールコート用シューズだけ持っていればいいと思われがちですが、実はそうではありません。実際にオムニ(人工芝)やクレーコートで使うと滑ってしまいますし、カーペットコートでは反対に引っかかりすぎてしまいます。

オールコート用シューズは、ハードコート用だという認識を持っておくことをおすすめします。

ハードコートは、アスファルトやコンクリートなど硬い材質でできています。体育館もハードコートに入ります。表面が硬いハードコートは衝撃が大きく、足に負担がかかるので、クッション性のあるシューズが適しています。

摩擦抵抗の大きいハードコートはブレーキが利き、すぐ止まります。そんなハードコートで使用するオールコート用のシューズは、アウトソールに溝が浅く入っていて、適度なグリップ力があります。

オムニ・クレーコート用シューズ

その名の通り、オムニ(砂入人工芝)やクレー(土)コートでのプレー専用のシューズです。

砂入りの人工芝のオムニコートも土のクレーコートもよく滑るので、スライディングしながらプレーする人も多いでしょう。ハードコートほど衝撃はないので、足や腰への負担が軽いと言えます。しかし、その分グリップ力のないシューズだと踏ん張ってしまうので、逆に疲れやすくなってしまいます。

オムニ・クレーコート用のシューズは、オムニコートとクレーコートのどちらでも大丈夫です。摩擦力の弱い両コートで使用するシューズは、止まりやすいようにアウトソールに深くて細かく、複雑な溝が入っています。

注意してほしいのは、オムニ・クレーコート用をハードコートやカーペットコートでは履かないこと。止まったときに急ブレーキとなって、転倒する恐れがあるからです。

カーペットコート用シューズ

インドアのテニススクールなどでよく使われているのが、じゅうたんのようなカーペットコートです。凹凸があるので、他のコートよりも足が引っかかりやすいのが特徴です。つまり、カーペットコート自体にグリップ力があるのです。

アウトソールに溝があるシューズでは足が引っかかり、転倒するかもしれません。そのため、カーペットコート用シューズのアウトソールは、滑りやすいように溝があまりないのです。

テニスシューズのおすすめブランド

サーフェスごとに適したシューズがあることはわかったら、次にブランドを選びましょう!ブランドやさらにラインナップによって形や性能に特徴があるので、理解しておくと便利でう。

ここでは、2020年春現在でトッププロ選手が使用している主なテニスシューズブランドをご紹介します。

Asics(アシックス)

テニスシューズとして評価が高いブランドのひとつが、アシックスです。様々なスポーツシューズを出しており、どのスポーツでも定評があります。テニスシューズだけでも何種類も展開しています。

アシックスのテニスシューズは、機能性や動きやすさにこだわって作られています。また国産ブランドということもあり、日本人の足の形に合っていると言われています。

もちろん日本の多くのプロも使用していますがそれにとどまらず、アシックスのシューズを履いている海外のトップ選手もたくさんいます。絶対王者のノバク・ジョコビッチをはじめ、抜群のフットワークを武器にしてプレーするガエル・モンフィスも使っています。それだけ機能に優れたシューズと言えるでしょう。

NIKE(ナイキ)

アメリカのスポーツブランドのナイキは、スポーツアイテムとしてだけでなく、ファッションとしても世界中で愛用されています。デザイン性に優れているため、ファッションとしても人気があるのです。ロジャー・フェデラーやラファエル・ナダル、錦織圭選手をはじめ、男女問わずナイキのシューズを使用しているトッププロは多いです。

もちろんデザインだけでなく、テニスシューズとしての機能も兼ね備えています。種類やカラーなどが豊富なので、まずは好みのデザインを探すことからスタートしてもいいかもしれません。ただし、少し幅が細めなので、購入前には試し履きをしてください。

New Balance(ニューバランス)

ニューバランスは、アメリカに本社を置くブランドです。ナイキ同様にデザイン性が高く、こちらも普段使いとしても人気があるブランドです。デザイン性と手頃な値段が受けているのでしょう。

テニスシューズの開発は一時ストップしていたとのことですが、2010年代の中頃から再びテニスシューズ界に参入してきました。シューズブランドのノウハウで売り出されたニューバランスのテニスシューズは、機能性も優れています。カナダの男子選手、ミロシュ・ラオニッチが生涯契約を結んでいます。

YONEX(ヨネックス)

ヨネックスは、硬式テニス、ソフトテニス、バドミントンなどのラケットスポーツを支える、言わずと知れた日本の代表的なブランドです。ヨネックスのテニスシューズの特徴として、独自開発された「パワークッション」という機能があります。パワークッションが衝撃を軽減するので、疲れにくいと感じる方が多いようです。

動きやすさやフィット感も優れており、安定してプレーできます。幅広設計となっているので、日本人には合うでしょう。スイスのスタン・ワウリンカや西岡良仁選手が、ヨネックスのシューズを履いています。

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