テニスのガットの基礎について解説!おすすめのナイロンガット、ポリエステルガットもご紹介

2023-01-16更新
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監修
ゴンちゃん
テニスベア・アンバサダー
慶應義塾大学ではレギュラー2番手として、全日本学生テニス選手権大会や全日本大学対抗テニス王座決定試合で活躍。卒業後はYouTuberとして活躍し一躍有名に。2020年12月よりテニスベア・アンバサダーとしてテニスベアに参画。

硬式テニスのガットは多種多様です。ナイロン、ポリエステル、ナチュラル、または縦と横のガットが異なるハイブリッド等も存在します。

「テニスのガットは何がおすすめ?」
「それぞれのガットに違いはあるの?」

ガットを選ぶ際には様々な疑問が生じるかと思います。ガットは消耗品ですが、「一番打ちやすくて感覚が合っているガット」を選びたいですよね。そこで今回は、代表的なガットを種類ごとに特徴等を解説したうえで、おすすめのガットについて紹介します。

テニスのガットの基礎

自分自身の実力を最大限発揮するためにも、自分に合った最適なガットを選ぶ必要があります。「ガットは自分の実力にそこまで関係ないのでは?」と思われがちですが、自分のプレースタイルとガットの最適な組み合わせを見つけることでテニスの質も異なるものです。

まず、テニスのガットは大きく分けて「素材」「太さ」「テンション(張りの強さ)」の3つにそれぞれ違いがあります。

素材

ガットの素材は主に以下のものが挙げられます。

・ナイロン
・ポリエステル
・ナチュラル

「ナイロン」の中でも、「マルチフィラメント」「モノフィラメント」等の素材が存在しております。また、縦と横を異なるガットで組み合わせたものが「ハイブリッド」と呼ばれており、組み合わせは多種多様です。

太さ

テニスのガットは同じ商品でも、太さが異なることで「耐久性」「スピン量」「反発性」「打球感」等の性能にも違いが生じます。ガットの太さは1.25㎜が標準とされており、多くの商品が1.25㎜前後の太さで販売されています。

ガットが細いとボールを弾きやすくなる(飛ばしやすくなる)一方で、耐久性が落ちる(切れやすくなる)傾向があり、太いと耐久性が増す一方でボールの弾きが悪くなる傾向があり、一長一短です。また、ガットの種類によって多少の違いもあります。

テンション

テンションとは「ガットの張りの強さ」を示す数値です。テンションが高いと張りが強く硬く、テンションが低いと張りが弱く柔らかくなります。主にスピン量や反発性に関係しており、硬い場合は回転のかかりが良くボールの飛距離も調整が簡単で、柔らかい場合は反発性が増してボールを楽に飛ばせるようになります。

ガットは素材に限らず、テンションも合う・合わない場合があるため、どちらが適しているかを試してみましょう。

オーソドックスなガットの特徴をそれぞれ解説

今回は学生、社会人を問わず、多くのプレーヤーが使用しているナイロンガット、ポリエステルガット、ハイブリッドガットの特徴についてお伝えします。

ナイロンガットの特徴

「ナイロン」とは商品名で、「ポリアミド樹脂」という合成繊維で作られたガット全般を指します。縦に長く繋がった分子構造が特徴的で、弾力性に優れている素材です。ポリエステルと比較して柔らかく、インパクト時の衝撃が弱く手に優しいものが多いと言えます。

また、ナイロンガットは原材料が安いため販売価格としても1,000~3,000円の商品が多く、商品によっても様々な特性を持っています。ただし、ナイロンはポリエステルと比較して湿気に弱く、雨等で濡れると一気に伸びてしまうため注意が必要です。そして耐久性も劣るため、回転量が多いとすぐに切れてしまいます。

ポリエステルガットの特徴

ポリエステルガットは非常に硬く丈夫な素材で、水分もほとんど吸収しません。そのため、ナイロンと比較して耐久性に優れており、回転量が多く、重い打球を打つことが可能です。フィジカルが出来上がっている学生やハードヒッターは、ポリエステルガットが適しています。

また、ポリエステルガットはねじりを加える、断面を多角形にする等の加工を施して回転量を重視した商品も多く、ラインナップも豊富です。ただし、ポリエステルは素材が硬い分インパクト時の衝撃も強いため、力に自信がない、手首や肘に不安がある場合は注意が必要です。テンションを低めにする等の工夫も考えてみましょう。

ハイブリッドガットの特徴

ハイブリッドガットは「ポリエステル×ナイロン(もしくはナチュラル)」の組み合わせが一般的です。ポリエステルのスピン性能や耐久性を活かしつつ、ナイロン等で手首の負担や打感を改善できる特徴が挙げられます。現在でも多くのトッププロがハイブリッドガットを使用している点からも、性能の良さが伺えるのではないでしょうか。

また、縦と横、どちらにポリエステルを、どちらにナイロンを採用するかによっても打球に違いが出てくるため、非常に奥が深いです。ただし、ガットの縦横の材質が異なるとテンション維持に差が出てしまい、時間の経過による打感の変化も大きいため、「一度張り替えたら切れるまで使いたい」場合はハイブリッドでなく、単一ガットの方が適しています。

おすすめのナイロンガット

この場ではプロも愛用しており、アマチュアプレーヤーでもリピートユーザーが多い人気のナイロンガットをご紹介します。

Wilson(ウイルソン テニス ストリング) NXT 16

※ウィルソン公式サイトより

NXT16は打感がナチュラルに近く、気持ちよくボールを打つことができます。インパクト時の衝撃も弱いため、ハイブリッドにもおすすめです。太さは1.24㎜、1.30㎜に分かれており、ガットの耐久性が心配な場合は1.30㎜を試してみてはいかがでしょうか。ソフトな打感で使い勝手も良く、リピートユーザーも多い人気ガットです。

TOALSON(トアルソン) アスタリスタ 125

※トアルソン公式サイトより

アスタリスタはナイロンガットの中でも反発性に優れており、ソフトな打感でありながらも相手コートへしっかり打ち返すことが可能です。回転もかけやすくボールコントロールも効きやすいため、ストロークもボレーもショットが安定します。初心者から競技者まで幅広いレベルのプレーヤーが愛用している一品です。

テクニファイバー(Tecnifibre) エックスワン バイフェイズ

※テクニファイバー公式サイトより

エックスワンはナイロンガットの中でも品質が高く、弾きすぎずにボールをしっかり捉えてくれます。また、気持ちの良い打感を再現すると同時に衝撃吸収性も優れている点もリピートユーザーが多い理由の1つです。腕への負担が少なく、気持ちよくボールを打ちたい場合は一度試してみてはいかがでしょうか。

おすすめのポリエステルガット

ポリエステルガットは全体的に硬く、耐久性に優れていますが具体的な性能は多種多様です。これからポリエステルガットを張ろうと検討されている方は参考にしてみてください。

YONEX(ヨネックス) ポリツアープロ

※ヨネックス公式サイトより

ポリツアープロは、ポリエステルガットの中でも比較的柔らかい打感が特徴です。柔らかい打感ですがボールコントロールも優れており、学生を中心として多くのプレーヤーが愛用しています。反発性は控えめで、相手のショットのパワーを利用したい場合はおすすめです。

LUXILON(ルキシロン) アルパワー

※ウィルソン公式サイトより

ルキシロンのアルパワーは反発性が優れており、ショットのスピードを重視するプレーヤーに適しています。ボールの飛びが良く、コートに入れるためにはしっかりラケットを振り切って回転をかけましょう。張りたての状態は素晴らしい打感ですがテンションの維持率は低いため、頻繁な張り替えが必要です。

Babolat(バボラ) PRMハリケーン

PRMハリケーンは回転量を重視した設計になっており、打感も硬すぎず初心者~競技者レベルの幅広い層に適しているポリエステルガットです。ボールの引っ掛かりがよく、トップスピンを武器にするストローカーであれば相性抜群と言えるでしょう。ガットの太さでボールの飛びや打感を調節できます。

まとめ

テニスのガットは多種多様で、ご自身のプレースタイル、得意なショットによっても最適な組み合わせは異なります。また、同じ商品であっても太さとテンションをどう組み合わせるのかでも違いが生じるため、奥が深いです。

ガットについて迷っている場合は今回の記事を機に、今一度ガットとの向き合い方について考えてみてはいかがでしょうか。以下の記事で、自分が何を重視するのか、それぞれの視点にあったガットについても解説しておりますので、合わせて読んでみてください。

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