【2022年最新】テニスのネクストジェネレーション・ATPファイナルズのドロー表・放送日程

2023-01-16更新
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監修
ゴンちゃん
テニスベア・アンバサダー
慶應義塾大学ではレギュラー2番手として、全日本学生テニス選手権大会や全日本大学対抗テニス王座決定試合で活躍。卒業後はYouTuberとして活躍し一躍有名に。2020年12月よりテニスベア・アンバサダーとしてテニスベアに参画。

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズは、若手選手の育成を目的に2017年に創設された新しい大会であり、21歳以下の男子選手を対象としたATPツアーのシーズン最終戦です。スポンサーの名前とともに、「インテーザ・サンパオロ ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」と呼ばれることもあります。

公式戦ではあるものの、通常の大会とは異なる点がいくつかあります。そのあたりも含めて本大会についてご紹介したいと思います。

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ2022のドロー表

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ2022の開催日程(大会スケジュール)と放送予定

ATP 日本時間 放送予定(TV) 放送予定(オンデマンド)
ラウンドロビン 11月08日(火) --- ---
ラウンドロビン 11月09日(水) --- ---
ラウンドロビン 11月10日(木) --- ---
SF 11月11日(金)11:00~ / 13:00~ --- ---
F 11月12日(土)13:00 --- ---

※GAORAで特集を放送予定

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズの概要

開催地 ミラノ(イタリア)
会場 アリアンツクラウド(旧パラリド)
開催時期 11月上旬
サーフェス ハード
獲得ポイント なし
獲得賞金 総額:130万ドル(2021年)
ドロー数 シングルス:8ドロー
公式サイト https://www.nextgenatpfinals.com/

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズの開催地/会場

設立以来、ネクストジェネレーション・ATPファイナルズはミラノにあるアリアンツクラウドという会場で開催されています。

ミラノ

ミラノはイタリアの北部に位置する都市です。日本最北端の市である稚内市と同じ緯度に位置しています。地中海性気候の恩恵を受けて多少の暖かさはあるようですが、大会開催時期は天気の悪い日も多く体感温度が下がるので、防寒対策の準備をしたうえで出かけましょう!

ファッションやモードの発信地としても知られるミラノは、首都のローマよりもずっと都会的な街です。そんな街のシンボルは何といっても、ドゥオーモです。ゴシック式の白い尖塔が立ち並ぶ外観が特徴的な教会堂です。試合観戦以外にも観光地としての魅力にあふれた街です。

アリアンツクラウド

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズの会場であるアリアンツクラウド(Allianz Cloud)は、ミラノにある多目的アリーナです。2019年の改装と同時にこの名称へ変更されましたが、いまだに旧名称である「パラリド(PalaLido)」として馴染みがあるようです。

アリーナの主な用途はバスケットボールとバレーボールですが、ハンドボールや体操、レスリング、そしてテニスの試合を開催することも可能です。5420人を収容することができます。

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズの開催時期

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズは例年、11月上旬に5日間開催されます。

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズのサーフェス

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズのサーフェスは、ハードコートです。

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズの獲得ポイント/獲得賞金

他のATP公式戦では、試合で勝ち上がると大会のカテゴリーに沿ったポイントを獲得することができますが、ネクストジェネレーション・ATPファイナルズはこのランキングポイントが付与されません。

一方、賞金は付与されます。2021年大会での優勝賞金は40万ドルでした。

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズのシングルス歴代優勝者

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズの、過去優勝者をご紹介します。

  • 2021年-カルロス・アルカラス
  • 2020年-開催中止
  • 2019年-ヤニック・シナー
  • 2018年-ステファノス・チチパス
  • 2017年-鄭現

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズのハイライト

2021年決勝戦のハイライト動画をご紹介します。

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズの独自ルール

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズの試合を見ていると、他のATP大会とは異なる点がいくつもあることに気づくと思います。それらは効率良く試合を進めていくための独自ルールとして適用されているものが多く、先進的と言えるものもあります。

コート

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズのコートには、アレーコートがありません。大会の種目がシングルスだけなので、ダブルスのアレーコートが不要というわけです。見慣れないコートのため狭く感じるかもしれませんが、もちろんコートの広さは通常と変わりません。

電子ラインコールの実施

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズでは線審がいません。コート上の審判は主審1人のみです。すべてのボールのイン・アウト判定は機械が行ない、アウトの場合は自動音声で伝えられます。この際使われるのが、チャレンジシステムで活用されているホークアイライブであり、これが人間のラインジャッジに完全に取って代わっています。

ゲーム方式

ネクストジェネレーション・ATPファイナルズのゲーム方式は5セットマッチですが、ワンセットの中身が4ゲーム先取・ノーアドバンテージ、3-3になったらタイブレークです。40-40になったらサイドを選択するのがサーバー側であるという特別ルールにも驚きです。5セットマッチは長丁場かもしれませんが、ワンセットごとは短期決戦になるので、ワンブレイクの重みが通常よりも大きくなります。

ノーレット

サーブがネットインした場合、通常はレットとして打ち直しをしますが、ネクストジェネレーション・ATPファイナルズではノーレットのルールが適用されていた期間がありました。つまり、ネットインしたサーブを返球できないとレシーバー側は失点してしまうのです。しかしながら、いくら時間短縮のためと言えどこのルールは選手間で不評だったのか、2019年からは廃止されています。

通信ヘッドフォン

ATPツアーでは試合中のコーチングはもちろん禁止されていますが、ネクストジェネレーション・ATPファイナルズではセット間であれば、選手はコーチと話をすることができます。この会話は放送音声として聞くことができるので、試合観戦の楽しみ方が広がるかもしれません。

ショットクロック

ショットクロックとは、ポイント間の時間やウォーミングアップ時間を厳密に計測するタイマーです。2020年以降ATPが主催する全ての大会で導入されていますが、初めて導入されたのは、2017年のネクストジェネレーション・ATPファイナルズでした。

テニスの試合において、ポイント間20秒(グランドスラムは25秒)、コートチェンジ90秒、セット間120秒というルールが存在し、すべてショットクロックで計測されます。ショットクロックが導入される以前の大会は、これらはルールとして確かに存在するものの、どちらかというとマナーの範疇であり、この秒数を超えたからといって必ずしも警告されるわけではありませんでした。

しかしながら、ショットクロックが採用され、カウントダウンの秒数が公開されることで、これらタイムルールは厳密な制度へと変わりました。ネクストジェネレーション・ATPファイナルズではさらにウォーミングアップ4分、メディカルタイムアウトは1試合につき1度だけ3分までというルールも加わり、厳しい時間管理のもと試合が進行していきます。

タオルの差し出し廃止

ボールパーソンが選手のもとに駆け寄ってタオルを差し出し、またそれを戻しに行くというのは、プロツアーでよく見る光景です。しかしながら、ネクストジェネレーション・ATPファイナルズでは、これが廃止となっています。代わりに、コート後方にタオルラックが設置されており、選手は自分でそこまで歩いて汗を拭います。

プレー中の移動

通常、プレー中は観客は静かに着席していなければいけませんが、ネクストジェネレーション・ATPファイナルズの場合は違います。観客はベースライン後方以外なら、選手のプレー中でも自由に移動することができます。

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