【2025年最新】ハレ・オープン(旧:ゲリーウェバ-・オープン)とは

2025-06-17更新
6,822
監修
ゴンちゃん
テニスベア・アンバサダー
慶應義塾大学ではレギュラー2番手として、全日本学生テニス選手権大会や全日本大学対抗テニス王座決定試合で活躍。卒業後はYouTuberとして活躍し一躍有名に。2020年12月よりテニスベア・アンバサダーとしてテニスベアに参画。

ATP500の大会であるハレ・オープンのドロー表、開催日程(大会スケジュール)と放送予定、開催地/会場、開催時期、サーフェス、獲得ポイント/賞金、歴代優勝者、そして名場面をご紹介します。

※ このコンテンツはテニスベアが独自に制作していますが、広告を含む場合があります

ハレ・オープン2025のドロー表

ハレ・オープン2025の開催日程(大会スケジュール)と放送予定

2025年大会は、6月16日(月)〜6月22日(日)(現地時間)に開催が予定されています。

スケジュールの詳細と放送予定は以下の通りです。

ATP 日本時間 放送予定(TV) 放送予定(オンデマンド)
1回戦 6/16(月)18:30~ --- U-NEXT  
1回戦 6/17(火)18:30~ --- U-NEXT  
2回戦 6/18(水)18:30~ --- U-NEXT  
2回戦 6/19(木)18:30~ --- U-NEXT  
準々決勝 6/20(金)18:30~ --- U-NEXT  
準決勝 6/21(土)19:00~ --- U-NEXT  
決勝 6/22(日)19:00~ --- U-NEXT  

ハレ・オープンとは

グラスコートの大会は、全仏オープン終了後からウィンブルドンまでの1カ月しかありません。ハレ・オープンはその貴重な大会の一つで、6月中旬に行われます。

1993年の第1回以来冠スポンサーを務めていたゲリー・ウェバー社にちなんで、「ゲリーウェバ-・オープン」という大会名で長年親しまれていましたが、2019年に冠スポンサーが変わり「ノベンティ・オープン」となりました。2022年以降は再び冠スポンサーが変わり、現在の大会の正式名称は「テラ・ウォールトマン・オープン」となっています。

ハレ・オープンとまったく同じ日程で、イギリスのロンドンではクイーンズクラブ選手権が行われます。どちらも2週間後のウィンブルドンの前哨戦として位置付けられ、大会の規模(賞金やドロー数など)もほぼ同じです。両大会は、2014年まではATP250のカテゴリーでしたが、2015年からATP500に格上げされました。スポーツが盛んなドイツで、ハレ・オープンは最高潮に盛り上がるイベントの一つとなっています。

開催地 ハレ(ドイツ)
会場 OWLアリーナ
サーフェス グラス
開催時期 6月第3週
獲得ポイント 500ポイント
獲得賞金 総額:約250万ユーロ
ドロー数 シングルス:32、ダブルス:16
冠スポンサー TERRA WORTMAN
公式ウェブサイト https://www.terrawortmann-open.de/en/  

ハレ・オープンの開催地/会場

ハレ

ハレ・オープンが行われるドイツ・ハレは、東ドイツのエリアでザクセン=アンハルト州に属しています。州内では最も人口が多い都市です。路面電車が発達しており、市内の移動には困らないでしょう。

比較的大きな街ですが都会というほどでもなく、歴史と音楽と自然を感じられるのんびりした雰囲気もあります。

OWLアリーナ

(大会公式サイトより)

ハレ・オープンの会場のOWLアリーナは、1992年に造られました。90秒以内に閉まる開閉式の屋根が付いていて、11,500人収容できます。テニス以外のスポーツイベントやコンサートなども開催される多機能アリーナです。

ハレ・オープンの開催日程

ハレ・オープンは、例年6月第3週に開催されます。6月末に行われるウィンブルドンの前哨戦でもあります。

ハレ・オープンのサーフェス

ハレ・オープンは、ウィンブルドンと同じグラス(芝)のコートで行われます。

ハレ・オープンの獲得ポイント/獲得賞金

ハレ・オープンで、優勝者・準優勝者が獲得できるポイントと賞金をご紹介します。

ATP500

ATPツアーの中で、ハレ・オープンはATP500大会に含まれます。優勝者には500ポイント、準優勝者には330ポイントが付与されます。

また、2025年大会での賞金は、優勝者へ471,755ユーロ、準優勝者へ253,790ユーロが予定されています。

なお、ATP500とは、男子プロテニス協会「ATP(Association of Tennis Professionals)」が運営する大会です。トップ選手が参加する主なATPツアーは「グランドスラム」「ATPファイナルズ」「マスターズ1000」「ATP500」「ATP250」とあり、その中のATP500は年間13大会行われます。上位30位以内の選手(コミットメントプレーヤー)には、ATP500の13大会のうち4大会に出場義務があり、さらに全米オープン以降に行われる大会の中で少なくとも1大会に出場しなければなりません。全米オープン以降のATP500は、ジャパンオープンを含め4大会です。

ハレ・オープンのシングルス歴代優勝者

ハレ・オープンの、過去10年の優勝者をご紹介します。

  • 2024年-ヤニック・シナー
  • 2023年-アレクサンダー・ブブリク
  • 2022年-フベルト・フルカチュ
  • 2021年-ウゴ・アンベール
  • 2020年-開催中止
  • 2019年-ロジャー・フェデラー
  • 2018年-ボルナ・チョリッチ
  • 2017年-ロジャー・フェデラー
  • 2016年-フロリアン・マイヤー
  • 2015年-ロジャー・フェデラー
 

ハレ・オープンの名場面

ラファエル・ナダルが赤土の王者なら、芝の王者はロジャー・フェデラーでしょう。グラスコートのハレ・オープンで、フェデラーは2003年から2019年まで10回も優勝しており、最多優勝者です。そんなフェデラーにとって馴染みのあるこの大会で、珍事件が起こりました。

ハレ・オープンがATP250で行われた最後の年である2014年、ロジャー・フェデラー対錦織圭の準決勝のことです。第1セットは6-3でフェデラーが取ります。第2セットはタイプレークまでもつれましたが、グラスコートに強いフェデラーがリードし、6-4のマッチポイントまできました。錦織選手がバックハンドで返したボールがネットを超えず、そこでフェデラーの勝利が決まります。ガッツポーズをするフェデラー。試合に勝ったことを喜んでいるのかと思ったら・・・。

通常は、ネットを挟んでお互いの健闘を称えるところです。錦織選手はネット際でフェデラーを待ちますが、フェデラーは来ません。試合終了の瞬間はネット際にいたのに、フェデラーはベースラインまで戻っていました。フェデラーは、試合が終わったことに気付いていなかったのです。 「おっと、しまった」という感じで両手を上げながら、慌てて錦織選手の元に駆け寄るフェデラー。負けた錦織選手にも笑顔が見られます(苦笑いかもしれませんが)。百戦錬磨で常に冷静沈着なイメージがあるフェデラーの、お茶目なワンシーンでした。

ちなみにこの年、フェデラーは見事優勝に輝きました。

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