【プロ解説】テニスのバックハンドのショートクロスの打ち方のコツとは?

2023-08-30更新
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テニスのショートクロスは、サービスラインより短い地点に着地する、角度をつけたショットです。このショートクロスを意図的に使いこなせると、相手を大きく動かすことができるため、ひとつの大きな武器になります。

今回は現役プロとして活躍する牛島プロより、バックハンドで打つショートクロスのコツを解説していただきました。一歩上の技術かもしれませんが、戦術の幅を広げたい人は必見の内容です!

監修
牛島里咲プロ
マサスポーツシステム所属
1996年群馬県出身。7歳からテニスを始め、全中・インハイ・インカレを総なめにした実力者。2019年大学卒業とともにプロ転向。身長158cmと小柄だが、ライジングショットを武器に今後の海外ツアーでの活躍が期待されている。

ショートクロスとは

テニスのショートクロスとは、サービスラインより短く、通常のストロークショットより角度のついたボールです。アングルショットと呼ばれることもあります。角度をつけるため、センターから打つより、左右どちらかのサイドからの方が打ちやすいショットです。

一般的なラリーのベースとなる長さのストロークショットであれば、相手は横移動するだけで返球が可能ですが、ショートクロスを返球するためには、相手は横移動に加えて、前へ走らなければならず、より長い距離を走らせることができます。

このことから、ショートクロスはラリーのペースを変えたり、じわじわとラリーの主導権を自分に引き寄せるきっかけとなるショットと言うことができます。

バックハンドでショートクロスを打つメリット

ショートクロスを持っておくと、コートが広く使えて戦術の幅はぐっと広がります。特にバックハンドでショートクロスを打てるようになっておくと、より多くのメリットが期待できます。

バックハンドは利き手と逆側で打つことから苦手分野になりがちですが、バックハンドが苦手な人こそバックハンドでショートクロスを狙えるようにしておくと、単純に相手からバックハンドを狙われなくなり、すぐに劣勢になるのを防ぐことが期待できます。またバックに振られたときショートクロスに返すのは非常に効果的です。

もともとバックハンドが得意な人は、ショートクロスを使うことでさらに相手を攻めることができますし、同じクロスでも通常のクロスとショートクロスの2つのバリエーションがあると、相手を惑わすことができます。さらにショートクロスをラリーに混ぜることでポイントの決め手となるストレートがより効きやすくなります。

では、バックハンドでショートクロスを打つにはどのような点を意識すれば良いのでしょうか。通常のクロスとの違いに着目しながら解説していきます。

バックハンドでショートクロスを打つコツ①:打点を前にする

まず1点目のコツは、「打点を前にする」ことです。

通常のバックハンドは、しっかり踏み込んで前に体重移動する、利き手でない方をメインに使うことからボールを飛ばすのが難しいので足の力と大きくテイクバックしたパワーを使う、といった点が基本です。

しかしショートクロスは、鋭角に打てるよう打点を前にとることが大事で、打点を前にすることで良いコースに打つことができます。

打点を前にするということは、タイミングが速まるので打つまでの時間も短くなります。いつものバックハンドと同じように、テイクバックを大きくとるとタイミングが遅れて打点が後ろになると、角度がつかなくなり相手をサイドへ押し出せないショットになってしまいます。

しっかり鋭角に打てるよう、テイクバックをコンパクトにして打点を前にすることを意識しましょう

バックハンドでショートクロスを打つコツ②:当たってからの振り抜きを意識する

もう1点は、「当たってからの振り抜きを意識する」ことです。

通常のバックハンドは、後ろに大きくテイクバックしてパワーを生み出す、なるべくフラット気味にあててこすり上げないといった点が基本です。

一方ショートクロスは、一連のスイングの動きの中で、テイクバックではなく、ボールへのインパクト後の手先とラケットの動かし方に意識を集中させます

どのように振り抜けば良いかというと、動画内で牛島プロは、短いスイングで下から上にこすり上げるようなラケットの動かし方を強調していました。相手のボールの勢いを利用するようなイメージで、力を抜いて手先で入れるという表現もありました。

ショートクロスを打つときは、当たってからの振り抜きを意識するようにしましょう。

練習して一歩上の技術を身に付けよう!

以上、バックハンドでショートクロスを打つコツとして、

  1. 打点を前にする
  2. 当たってからの振り抜きを意識する

の2点をご紹介しました。

ショートクロスはシングルスだけでなく、ダブルスでも使えるショットです。また今回のアドバイスはフォアハンドにも共通するものがあります。ショートクロスがコートサイドのフェンスにぶつかるくらい、角度をつけられるように練習を重ねましょう!

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