【5分で勝率激変!?】テニスの戦術の基礎を徹底解説

2022-02-06更新
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今回はテニスの戦術・戦略について徹底解説します。

・確実に1回戦を突破できるようになる
・格下の選手に安定して勝てるようになる
・同レベルの相手に手堅く勝てるようになる
・実力が上の相手にも互角以上に戦えるようになる

テニスの試合は各ショットの良し悪しに差があったとしても、戦術次第で互角に戦える・勝利することも可能です。また、同レベルの相手に対してもどのようにしてポイントを取るのかを考えながらプレーすることで内容も大きく変わってきます。

試合で今よりももっと勝ちたい、大会での戦績をもっと上げたいあなたは是非最後まで読んでみてください。

監修
土居諒太コーチ
日本テニス協会公認コーチ
亜細亜大学卒。インターハイシングルスベスト16 、インカレダブルスベスト4。Tecnifibre契約。志津テニスクラブ・東洋学園大学男子テニス部でコーチを担当。世界で活躍する土居美咲選手の兄としても有名。言語化が難しいことも分かりやすく説明できる指導実績豊富な実力派テニスコーチ。

今回は土居諒太コーチにプレー・戦術に関するレクチャーを受けながら試合をする形で教えて頂きました。

【テニスの戦術の基本】序盤はリスクを負わずセンターラリー

テニスは試合の大半が自分と相手、どちらかのミスで成り立っています。そのため、まずは自分からミスをしないようにリスクは負わず、ニュートラルの球でセンターラリーで丁寧にプレーしましょう。

試合の初めは攻めか守りかよりも、その中間から入ることが重要です。ニュートラルから入って自分自身の調子の良し悪しを把握し、状況に応じて攻守の判断をするようにしてみてください。試合序盤の戦術としては、「相手の様子を見つつセンターラリー」がセオリーと言えます。

注意点:リスクのある攻撃的なショットは打たない

試合序盤では、コーナーやラインギリギリ等のミスをするリスクがあるショットは控えた方が無難です。自分からすぐにミスで失点すればその分相手を楽にしてしまうので、序盤から相手に試合の主導権を握られてしまいます。

チャンスボールにならない程度の深さを意識してセンターラリーを続けることで、相手のミスを引き出すことも可能です。また、相手のプレーを把握してその後の戦術を考えるヒントも多く得られます。

攻守の判断をしつつ、ポイントを取れる戦術を確立する

ミスをせずラリーが続くようになれば、徐々に攻守の判断をしてプレーする段階に入ります。相手のショットが浅くなったり、攻撃できるタイミングで少しギアを上げていきましょう。

ミスをしないことが基本ですが、攻撃できるタイミングでは攻撃的なショットを打つようにすることで、相手にプレッシャーをかけることが可能です。ラリーが続き攻めのプレー・守りのプレーを展開できれば、相手の苦手なパターンも見えてきます。

勝っているときは戦術を変えない

順調にポイントが取れてゲーム数でもリードを維持できていれば、戦術を変える必要はありません。自分から変えてしまうと簡単に試合の流れを相手に明け渡してしまうことになるので注意が必要です。

センターラリーをセオリーに攻撃できるタイミングでギアを上げる、という形でポイントが取れているのであれば、そのまま試合を進めましょう。

流れを掴み切れていない際は攻めつつもリスクは控えめに

攻めのプレーが展開できていても完全に試合の流れが掴み切れていない場合、リスクを負って難しいコースを狙う必要はありません。テニスの試合では1ポイントで流れが変わってしまう可能性もあるので、ギアを上げる際にもリスクを負い過ぎないように意識しましょう。攻める際には次のプレーもしっかりイメージしてトライしてみてください。

ミスをしても表情には出さない

試合においての立ち振る舞いも、試合で勝つための戦術・戦略に含まれます。ミスをした際に落ち込んだり焦ってしまうと、相手を安心させてしまいプレーの質を高めてしまうので注意が必要です。

主導権を握っている状況であっても、30-30等の勝負所でそういった表情を出すと相手も積極的なプレーで対応し、逆転されてしまう危険もあります。なのでミスをしても気持ちは隠して、相手に安心感を与えないように意識してみましょう。

どうしても取りたいポイントでは相手は「ミスをしてくれ」と思っているので、リスクを負わずに我慢し1球でも多く返球することで相手は何とかミスを引き出そうと焦って、結果的に自滅を狙うことができます。1球でも早く終わらせてポイントを取りたい為に、ドロップショットを打ってネットミスするようなパターンも多いのではないでしょうか。

相手に主導権を渡さない為の戦術

もし相手が積極的に攻めてきて試合の流れが変わってしまいそうな場合は、自分の戦術が思うように実行できていないか、攻略されてしまっている可能性があります。相手が気持ち良くプレーできてしまうと主導権も握れないので、対策が必要です。

スライスも戦略的に活用する

自分のショットが浅くなってしまうときは、スライスを戦略的に活用しましょう。適度に跳ねるボールは相手も気持ち良く打てるので、低い打点で打たせるだけでも相手のリズムを乱すことができます。

相手に振り回されたときに打つ「守りのスライス」だけでなく、相手のミスを引き出す「攻めのスライス」もラリーの中に混ぜてみましょう。

速くて深いボールを打つ

深いボールが得意な選手はほとんどいないと言えます。サービスラインをしっかり超えてベースライン寄りの深いショットが打てれば、相手もそう簡単に攻撃することはできません。

理想は速くて深いボールを打つことで、難しい場所は狙わなくてもミスをせず続けていれば攻撃できるチャンスも増えてきます。

軌道が高いボールを打つ

スピードが無くても高さのあるボールが打てれば、相手も攻めにくいです。ボールの滞空時間が長ければ自身がセンターに戻る時間も確保できるので、体勢を立て直すことができます。

特に相手のバックハンド側に深くて高いボールを集めることができれば、ラリーの主導権を楽に握れるようになるでしょう。試合で勝つためには、「いかに相手に気持ち良く打たせないかがポイントと言えます。

まとめ

今回お伝えした試合での勝率を高める為の戦術・戦略を振り返ってみましょう。

・攻めと守りの中間のニュートラルから入る
・ラリーが続くようになったら攻守のメリハリをつけていく
・勝っているときはプレーを変えない
・ミスをしても表情に出さず、相手に安心感を与えない
・ショットに変化をつけて、相手に気持ち良く打たせない

ミスをせず、深いボールを打ち続けることができれば基本的に攻められることはありません。ニュートラルのボールの質を高めつつ、状況に応じて様々なボールを使って相手のリズムを崩してミスを引き出しましょう。

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