【プロのダブルス名手解説】速いスライスサーブを打つコツと練習方法もご紹介

2023-07-07更新
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テニスのスライスサーブとは、ボールに横回転をかけたサーブです。右利きの人がサーブを打った場合、スライス回転がかかったボールは、相手のコートでバウンドした後、サーバーから見て左方向へ切れていきます。

サーブにはいくつか種類がありそれぞれに特徴がありますが、スライスサーブはコースによって、バウンド後ボールが逃げていったり、体に向かってくるという点でリターンしづらく、ダブルスの場合、その甘くなったリターンをボレーヤーが決めるというポイントパターンも作れるため、使えると強い武器になるサーブです。

この記事では、速いスライスサーブを打つためのコツ、さらにウォーミングアップのための練習方法についてご紹介します。早速見ていきましょう!

監修
羽澤慎治プロ
JRCファーマ所属
1999年兵庫県出身。慶應義塾大学在学中に全日本テニス選手権シングルスベスト8、ダブルス準優勝を飾る。卒業後、2022年4月にプロ転向。ダブルス名手として、グランドスラムを目指して世界中のツアーを転戦中。

速いスライスサーブを打つコツ①:トスを前に上げる

速いスライスサーブを打つためのコツは大きく2つあります。1つ目は、「トスを前に上げること」です。

トスを前に上げることで、肩がスムーズに動いて力を出しやすくなります。

そもそも肩より後ろの打点で打つと、肩に大きな負担がかかってしまいます。羽澤プロ自身、今までライン上にトスを上げてサーブを打っていたそうですが、それは肩への負担が大きかったと動画内で話しています。

(改善前)
 
(改善後)

特に速いスライスサーブを打つとき、トスは前に上げるよう意識しましょう。

速いスライスサーブを打つコツ②:同じ面のまま打ち切る

続いて、速いスライスサーブを打つコツの2つ目は、「同じ面のまま打ち切ること」です。これはラケットのボールへの当て方についてのポイントです。

ラケットの面を動かして回転をかけるのではなく、同じ面のまま打ち切ることを意識しましょう。つまり、スライス回転をかけようとラケットをこねて回転をかけようとするのではなく、ボールの外側(右利きであればボールの右側)にラケット面を当てて、同じ面のまま角度を変えずに振り切るイメージを持ちましょう

(悪い例)
(良い例)

動画内で羽澤プロは、「ラケットを縦に使う(ラケット面と体を垂直にする)」、「ボールの外側を削る(右利きの人の場合、右側)」という表現をしていました。ラケットを縦に使ってボールの外側に当て、そのまま振り切ると、ボールにスライス回転がかかって自然と左方向へ(左利きの場合は自分から見て右方向へ)曲がっていくイメージだそうです。

速いスライスサーブを打つための練習方法

力が入るとラケットが走らないため、あまり良いサーブを打つことができません。そこでウォーミングアップとしての練習方法をご紹介します。

といっても練習方法は非常にシンプルで、リラックスしてボールを飛ばすだけです。感覚が悪いときやラケットが走らないと感じるとき、以下の3点を意識してこの練習方法を取り入れてみましょう。

ボール投げのイメージで打つ

1点目は「ボール投げのイメージで打つ」ことです。

とにかく肩の力を抜いて楽にして、手でボールを投げるようなイメージでサーブを打ちましょう。

トスを前に上げて打つ

2点目は「トスを前に上げて打つ」ことです。

これは速いスライスサーブを打つコツの1つ目でご紹介した体の動きに直結します。力を入れなくてもボールを楽に飛ばせる位置を探しながら、トスを修正していきましょう。

入る入らないは気にせず打つ

3点目は「入る入らないは気にせず打つ」ことです。

このウォーミングアップは、体をリラックスさせて肩がよく動く状態にすることが目的なので、ボールがサービスボックスに入るかどうかは全く気にする必要はありません。体重をしっかり乗せて、打球方向に体ごと打ちに行くことを意識しましょう。

うまくいったときの体の動かし方を言葉で覚えておく

以上、速いスライスサーブを打つコツとウォーミングアップのための練習方法をご紹介しました。

同じ動き方でも、人によってしっくりくる表現や感覚は違います。色々試してみて自分に一番合った表現があれば、そのフレーズを覚えておくようにしましょう。感覚だけだと忘れてしまうことでも、言葉にしておくといつでも思い出すことができます。これはプロの選手でも心がけていることであり、自分のプレーを安定させることにも役立ちます。

たくさん練習する中でうまくいったときの体の動かし方を言葉で覚えておき、速いスライスサーブを身につけましょう!

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